私たちの心が燃える時 一緒に食卓につかれたとき、パンを取り、祝福してさき、彼らに渡しておられるうちに、彼らの目が開けて、それがイエスであることがわかった。すると、み姿が見えなくなった。彼らは互に言った、「道々お話しになったとき、また聖書を説き明してくださったとき、お互の心が内に燃えたではないか」。 <ルカ24:30~32> 「エマオの途上で」と題される絵画(ズント作など)を見るたびに、イエス様の熱心な話し声が、私の耳に響いてくる。 エマオでの晩餐の絵画は、有名なカラバッジョやレンブラントなどがあるが、やはり「エマオ途上」(道々お話しになった時の様子を描いている)の作品が私にとっては一番である。 それは、複製画が教会堂の壁にかけてあるので長年見ているというのもあるが、主と共に歩き続ける間、話を聞いていた、という状況が心に響くからだ。その時の自分の魂が高揚していく様を、彼らは後になって気付くのである。 聖餐式のたびに十字架の上で裂かれたイエス様のおからだをいただき、流された贖いの血潮をいただく。 形骸化したプログラムのような聖餐式では、とても申しわけない。目の前にイエス様がいることを覚え、イエス様がパンを裂いて私に下さっていると、霊の目で見つつ、尊い聖餐をうけとりたいものだ。 この時、私たちの心は、世の悪しきすべてのものから聖別され、イエス様の信仰と、愛、祝福(私たちが主に感謝するときは主への希望であり、賛美である)をいただくのである。 エマオ途上のできごとは、まだ誰も、イエス様の復活をはっきりと知らない、イエス様が生きていることをまだ誰も確信するに至ってない時であった。 しかし弟子たちは、これから生きている主にお会いしていく。一人ひとり、復活したイエス様を確認していくのである。 そこでイエスが言われた、「ああ、愚かで心のにぶいため、預言者たちが説いたすべての事を信じられない者たちよ。キリストは必ず、これらの苦難を受けて、その栄光に入るはずではなかったのか」。 <ルカ24:25、26> こう言って、モーセやすべての預言者からはじめて、聖書全体にわたり、ご自身についてしるしてある事どもを、説きあかされた。 <ルカ24:27> 「子どもの頃に聖書にあるタラントの話を聞いたのだが、その意味がわからない」と、人生の長い間(幼稚園に通う頃から60年くらいだと思うが)疑問を持ち続けてきた、病院の院長先生のことを思い出す。(満ちるNo.691参照) エマオ途上のイエス様も、長い話をしながら、自分に気づいてくれる時を待ち続けてくださっているのだなあと。 そしてやっと、パンを裂くのを見て(イエスの引き裂かれたおからだを象徴している)イエス様に気付いた二人の弟子たちに、イエス様は喜んでくださっただろう。 イエス様のお姿が見えなくなった後、自分たちの心が動揺するほどの喜びをもって、エルサレムに帰っていくのである。 帰ってみると、他の弟子たちも互いによみがえったイエス様のことを話している。彼らも自分たちの証しをせずにはおられなかっただろう。 私たちも、イエス様と気付かない時から、心が燃え、感謝と驚きの涙が顔を覆い、誰かに証ししなければ収まらないほどの喜びを経験したいものだ。
by mitiru-takae
| 2026-01-31 18:43
| 満ちる
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