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No.502 H兄を天に送った日 2022.6.12

H兄を天に送った日

あなたには、やみも暗くはなく、
夜も昼のように輝きます。あなたには、やみも光も異なることはありません。<詩篇139:12>

 H兄を自宅に見舞ってから1週間もたってない今週の月曜日、「Hさんが今日明け方に召されました」の知らせに驚いてしまった。
 この月曜日にはアルメイダ病院の緩和ケア病棟に入院予定であったし、まだまだ、水も一人で飲めていたくらいだし、もう歩いての移動は難しかったとはいえ、移動したい欲求はあったわけだし…。
 それなのに、「えっ?」と言う感じであった。

 まだまだ、元気に生きられる80歳であるのに、なんだか、急いで天に駆け上った感じさえする。
 M子奥様の遺言ともいうべき「必ずバプテスマを受けてね」の言葉を守り、病気はすでに進んでいたであろうに、重い体を動かし、教会を訪ねてくださった。
 そして、2か月前の主日礼拝の中でバプテスマを受けられたのだ。

 頑張り通してきたH兄の人生は尊い。
 2人の息子さんたちに会社を譲り、素晴らしい後継者を準備できたH兄は、帽子の似合うダンディな方でもあった。

 キリスト教式で葬儀を終え、感無量である。
 今頃天の国でH兄は、M子奥様と、釘宮牧師たちに会っているだろうか、心の中で「よろしく」と天を仰いで声をかける。

 私たちにとってまるで夜の闇のような人の死も、神にとっては闇ではなく、夜も昼のように輝くのだ。
 神が創られた私たちの魂も、何が起ころうと主によって、いつも輝いているのである。

 心からH兄を天国へ送り出すお手伝いが出来たと喜んでいたその日の私であった。
 実はここでちょっとビックリ事件が起きたのである。

 私はまさしく闇が来たと思ったほどである。
 と言うのも、前夜式の全てが終わって妹と、教会に戻ったとき、私はとても気になっていたことを妹に告げた。

 私 「前夜式の終わりに、私は讃美歌312番を歌わなかったようなんだけど、わるかったね」
 妹 「いいえ、歌ったよ」
 私 「え、私は歌った記憶がないのだけど」
 妹 「なんだか様子が変だな、と思ったので、急いで控室に帰ったのだけど・・・・」

 次の日の朝、M子奥様の妹さんであるT姉に、「(前夜式のため久しぶりに帰ってきた長男の)M兄に挨拶もしていないし、会えなくて残念だった」と、LINEでメッセージを送ったところ、返って来た言葉に唖然とした。

 T姉 「終わってから、控室にみんなで行ったよ~、話はあまりできんかったけど」
 私は全く記憶がなかったので、いったいどうなっているのだろうと、我ながら狐につままれた気分であった。

 どうも調べてみると(妹が検索して調べてくれた)「一過性全健忘」という、一過性の記憶障害(この状態を自分自身で確認するのは難しい)ではないかということで、召天式が終わってから妹と二人で脳外科に行ってみようということになったのである。

 神様は闇も照らしてくださるお方。
 闇も光も神にとっては異なることがないという、不思議なお言葉が、私の心の中に響いてきた。
 「ゴンゴン、ゴーン、ゴン」
 MRIの音がうるさく鳴り響く中、機械の中に入る前までの不安が消え、感謝と平安で満たされる。

 終わった後の診察での先生の言葉に笑いがこみ上げた。
 「きれいな脳と血管ですね。悪いところがないですよ。この頸動脈、うつくしいですね。」

 健生病院に入院している中野兄も、そろそろ退院後の受け入れ先を探すところまで回復してきているそうだ。
 健生病院の先生方や、看護師の方々に感謝する。
 今日は良い日だ。主は素晴らしい。(た)
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by mitiru-takae | 2022-06-11 22:09 | 満ちる | Comments(0)
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