No.454 あなたは高価で尊い/天の国の領事館 2021.7.11

あなたは高価で尊い

もしそれを見つけたなら、よく聞きなさい、迷わないでいる九十九匹のためよりも、むしろその一匹のために喜ぶであろう。
そのように、これらの小さい者のひとりが滅びることは、天にいますあなたがたの父のみこころではない。<マタイ18:13、14>

 99匹と、1匹、あなたはどちらだろうか。
 1匹は、迷い出た羊の事である。
 羊飼いからしてみれば、財産を失ったか、家族を失ったと思うほど、大切なものだ。
 99匹は、とりあえず牧舎か、囲いの保護下にある。
 彼らに問題が一つもないとは思えないが、99匹が共にいることは心強い。

 この囲いを教会と考えてみよう。
 イエス様が牧者である教会は、聖霊の聖い交わりがある。
 イエス様が一匹を求める間、実は教会はイエス様が留守なわけでは無く、かえって聖徒たちはイエス様とともに心を合わせて執り成しの働きをしているのである。
 99匹はいつも主と共にあるからだ。
 主から離れた一匹を探すのは、このキリストにある共同体の務めである。

 聖霊による交わりは教会を強くし、愛で満たす。
 私たちはイエス様と共同の働きをする選ばれたものなのだ。

 さて、自分の命をも守ることができない迷った一匹の羊は、どこで自分の愚かさ、犯した罪に気付くのであろうか。
 崖っぷちからさらに下へと、何かを求めていくとき、動きが取れなくなってしまう。

 右にも左にも、進むことも、後ずさりもできなくなった時、立ち止まる者は幸いだ。
 その時、イエス様が自分を探している声を聞くからだ。

 イエス様にとっては、自分とともに喜んでくれる99匹がとてもうれしいはずである。
 そして見つけた一匹を、99匹とともに喜ぶとき、この喜びは最高潮になるはずである。

 喜びの中でイエス様は言うであろう、罪に気付いて立ち止まったこの私に。

わたしの目には、あなたは高価で尊い。
わたしはあなたを愛している。<イザヤ:43:4【新改訳】>
(た)


天の国の領事館

また、よく言っておく。もしあなたがたのうちのふたりが、どんな願い事についても地上で心を合わせるなら、天にいますわたしの父はそれをかなえて下さるであろう。
ふたりまたは三人が、わたしの名によって集まっている所には、わたしもその中にいるのである」。<マタイ18:19、20>

 二人、または三人が集まるところは、地上のあちこちにあって、常に祈り、天国人のために働いている天の国の領事館のようなものだ。

 そこにはイエス様の臨在がある。
 ここは治外法権で、サタンの律法は入ってくる余地がないのだ。
 天の国の支配がイエス・キリストの証人である二人、または三人を覆い、天国人を守る祈りを日々続けている。

 助けを求める人があれば、心を合わせ、祈る。
 その問題は天において承諾され、天でつながれることは地においてもて繋がれる。

 イエス様は何時でも私たちの味方であり、ご自身の民のために日夜、まどろむことも眠ることもなく天の父にとりなしてくださっているのである。
 さあ、駆け込もう、天の国の領事館に常駐してくださっているイエス様のところへ。(た)
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by mitiru-takae | 2021-07-11 19:25 | 満ちる | Comments(0)
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