主の守りの中で喜び、楽しめ ダビデのミクタムの歌 神よ、わたしをお守りください。わたしはあなたに寄り頼みます。 あなたはいのちの道をわたしに示される。あなたの前には満ちあふれる喜びがあり、あなたの右には、とこしえにもろもろの楽しみがある。<詩編16:1、11> 30年くらい前になるでしょうか。過換気の発作に耐えながら(この時は割と軽かったのですが)、「今は喜びも楽しみもないわたしだけど、それでもあなたに寄り頼む以外に道がないのです」とぼやきました。心を集中させるために、よく作詞作曲をしていましたが、この時できたこのみ言葉の賛美があります。 今朝の早天祈祷会で、このダビデのミクタムの歌を皆で音読したとき当時を懐かしく思い出しました。ミクタムという言葉の意味はよくわかりませんが、詩編の中で、いつもダビデのミクタムと出てきます。 ダビデにとってこのミクタムという賛美はダビデのその時の心の状態に合わせて、琴の音や、リズムに変化を付けたりと、特別のものであったのかもしれません。 特に、このダビデの「もろもろの楽しみ」ということばは、主の権威のもとでしか得られない最高の守りの中で、生かされている喜びの表現だと感じます。 「楽しいっ!」は最高ですね。 「あなたの心に喜びがありますか?」 最近聞いている松岡先生の賛美テープの中での先生の呼びかけです。 楽しい時は、すぐ「はい」と答えられます。しかし心がふさいでいるときは、そういうわけにはいきません。うつむきたくなります。そして自分がどうしてそうあるのかということを、自分に向かって言い訳します。 心がふさいだり、辛かったり、怒ったり、それ自体は私たちは何も言い訳する必要がありません。事実ですし、私とは元来そういうものなのです。 そのことが実は自分のせいではなく、こうだから、ああだからと言い訳し、自分を正当化するところが、サタンの思惑にはまる危険なところなのですね。 ヨブ記を見てみますと、サタンの巧妙な手口が見えてきます。 サタンはヨブを打つために、神様を相手に言いがかりをつけます。 主はサタンに言われた、「あなたはわたしのしもべヨブのように全く、かつ正しく、神を恐れ、悪に遠ざかる者の世にないことを気づいたか」。<ヨブ1:8> サタンは主に答えて言った、「ヨブはいたずらに神を恐れましょうか。<ヨブ記1:9> あなたは彼とその家およびすべての所有物のまわりにくまなく、まがきを設けられたではありませんか。あなたは彼の勤労を祝福されたので、その家畜は地にふえたのです。<ヨブ記1:10> 「神様はいつもヨブの周りにくまなく天使を配置して、これを守らせ、ヨブを祝福されたので、反映しているのですよ。ヨブが素晴らしいからではなく、あなたがそうしてあげているからではないですか。」 サタンの言っていることはよくわかります。その通りですから。 「自分の今持っている恵みと祝福が、どうして自分のものとして存在しているのか」、それは簡単です。神様が私たちの周りをくまなく見守り、見張り、祝福してくださっているからです。 そのヨブならぬ私たちを、サタンはここぞとだましに来ます。 私たちは自分の思いや行動にではなく、神様の思い、御心に従って告白する必要があります。 「あなたの心に喜びがありますか?」 と問いかけられたら、即座に「あるよ!」「あります!」「喜びでいっぱいです!」と、神様のお心に沿って返事をしたいものです。日ごろから、神様のお心を告白する訓練を小さなことから始めていくといいと思います。 とげのような小さい「いいえ、つらい、嬉しくない・・・」などという感情に、だまされないようにしましょう。これは罪のゆえにサタンを受け入れてしまいがちな私たちの過去の思いです。
by mitiru-takae
| 2017-07-05 09:40
| 満ちる
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