神の忍耐と契約(ノアの箱舟)
これらの霊というのは、むかしノアの箱舟が造られていた間、神が寛容をもって待っておられたのに従わなかった者どものことである。その箱舟に乗り込み、水を経て救われたのは、わずかに八名だけであった。<ペテロの第一の手紙3:20>
今まさに「ノアの箱舟」の映画が上映されています。
しかし、聖書の意図とは少し違うものを感じます。惑わされないようにしましょう。
そこで主は言われた、「わたしの霊はながく人の中にとどまらない。彼は肉にすぎないのだ。しかし、彼の年は百二十年であろう」<創世記6:9>
ノアとその家族だけは神様に認められ、箱舟によりすくわれたのです。神様は冒頭に書いた<第一ペテロ3:20>によると人々の中に霊を留まらせ人々を生かす期限を120年としたようです。これは箱舟ができるまでの神様の忍耐の期間でもありました。
この期間は神様にとっても地球上の被造物にとっても、ハラハラどきどきの期間だったでしょうし、ほんの1パーセントでも神に帰ってくる人々を期待し待ったことでしょう。洪水の水をくぐって救われた人間は、ノアとその家族のみでした。
今も昔も神様は私たちが神の側に帰ってくることを、忍耐して待ち続けて下さっています。イエス・キリストのもとに来るより他に救いは無いのです。
被造物は、自分たちも二度と人間と共に滅びることがないように、今も呻きつつ人間の救いを待っています。
神様の後悔と心の痛みは人の中にある悪に対してでした。ご自分が創られた人間は、それはそれは素晴らしいものだったのです。
今もサタンは私たちの心の中に砦を作ろうと必死です。サタンに隙を与えないようにいつも聖霊様の満たしの中に入れていただきましょう。そしていつも、わたしたちの心の思いと口から出る言葉が神様のみ前で喜ばれるようにいつも祈り、賛美していることです。
すなわち、わたしは雲の中に、にじを置く。これがわたしと地との間の契約のしるしとなる。<創世記9:13>
今の私たちと神様の契約のしるしは聖霊様による証印です。雲の中の虹のように私たちの魂の只中に聖霊様の美しい虹を見ることが出来るでしょう。【釘宮孝枝】