互いの心は主によって繋がる 今日からアドベントである。 この時期になると、今年のクリスマスも、教会で楽しく、一人でも多くの神の家族が集えるといいな、と毎日のように考える。何より、みんなが元気で、顔を見ることが出来るのが一番である。 見よ、兄弟が和合して共におるのは いかに麗しく楽しいことであろう。 <詩篇133:1> 先週の火曜日(11月26日)に、日本アライアンス教団大分キリスト教会(永井一匡牧師)で、「九州キリスト災害支援センター」の集まりがあった。私はこの数年、あまり外部の集まりに出ることがなかったが、最近は皆さんのお祈りに支えられて、ずいぶん元気なので出席することにした。 久しぶりにお会いした先生方の顔を拝見出来、感謝であった。 「九キ災」の働きについてや、教会の地域での支援についてなど、お聞きしたが、その中で、とある教会が、自らは他を支援しながら、自分の教会の被災について何も要請していなかった、尋ねても「大丈夫です」とくりかえしていたという話があった。 防災の知識や備えも必要だが、自教会が被災した時に、我慢したり、遠慮したりしないで声を上げて支援を求めることも大切ではないか、そういう時に気軽に声をかけられるためにも、ともかく交わりをもっていこう、年に一度くらい、お茶や、食事会をしてはどうかという話になり、恥ずかしながら、私も「それならできる」という感じであった。緩やかな交わりでよいから、顔を合わせる機会をもっていこうということだ。 集まって交わりが出来ることは、とても嬉しいことである。だが、最近は神の家族が共にいるのは、教会での礼拝に来た時だけのことが多い。 しかし、たとえいつも離れていても、顔を思い出して○○さん!と祈ったり声を出してみたりと、共にいるにも勝る素晴らしい交わりが出来ることも確かである。最近はリモートでの集まりもあって、意外と、よく顔を見ることも出来るし、楽しい。 心と心が主の御心でつながっているのだ。久しぶりでも和気あいあい、祈りや話し合いが出来るのは当然である。「九キ災」もそうである。主にある者たちはいつも、心が共にあることを感謝したい。(た) 心の中で光る神の言葉 パロはヨセフに言った、「わたしは夢を見たが、これを解き明かす者がない。聞くところによると、あなたは夢を聞いて、解き明かしができるそうだ」。ヨセフはパロに答えて言った、「いいえ、わたしではありません。神がパロに平安をお告げになりましょう」。 <創世記41:15、16> 「いいえ、わたしではありません。」とヨセフは答えた。 パロへの答えは、以前給仕役たちに答えた時とは少し違うようである。「私に話してください」とは言わない。 2年間の獄屋生活は、ヨセフにとっては神と共に過ごす、誰にも邪魔されない至福の時であったのだろうか、とさえ思う。 獄屋の中では、世の人との接触もないだろうし、神の言葉を毎日思いながら過ごしていると、罪を犯す機会さえもなかったのではないかと思う。 毎日獄屋の仕事をさせられながら、心の中では主のおきてを喜んで受け止めていたのであろう。それは、実際にはとても難しいように思えるが、ヨセフにとってはそうではなかったのであろう。 とにかく主が大好きという人であったのだろうと想像しながら、詩篇1篇のお言葉を読むと、ヨセフを喜ぶ神の声に聞こえてくる。 このような人は流れのほとりに植えられた木の 時が来ると実を結び、 その葉もしぼまないように、 そのなすところは皆栄える。 <詩篇1:1~3> 父に可愛がられた幼少のころから、今日にいたるまで、辛すぎることもあったわけだが、ヨセフの心の支えとなっていたのは、あの麦の束や、月や星の夢だったのだろうか。 ヨセフに確信があった夢であるならば、きっとそうであったに違いない。「いつ、いつだろう」と気がはやった時期もあったろう。だが今はそうでない。「神の言葉を正確に伝えよう。私ではないのだ。神のお導きなのだ。」 神の前にへりくだるヨセフの姿がいとおしい。そして、やがて実を結ぶ時を迎える。(た) #
by mitiru-takae
| 2024-11-30 20:20
| 満ちる
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12/1の礼拝
今後の行事 今月の聖書 #
by mitiru-takae
| 2024-11-30 20:18
| おしらせ
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夢の解き明かしとヨセフの願い そしてヨセフの主人は彼を捕えて、王の囚人をつなぐ獄屋に投げ入れた。こうしてヨセフは獄屋の中におったが、主はヨセフと共におられて彼にいつくしみを垂れ、獄屋番の恵みをうけさせられた。 <創世記39:20、21> ヨセフは侍衛長の家の監禁所でも、そこの獄屋番の恵みを受けた。 ヨセフが獄屋につながれている時に、二人の役人がヨセフと同じ獄屋に入ってきた。エジプト王の給仕役と料理役である。給仕役、料理役といえども二人とも長である。王の直近の役人たちであった。 ヨセフが買い取られた侍衛長も、獄に入れられた二人も、王を守る大変偉いお役人たちである。下っ端の者であれば、ヨセフ物語はなかったであろう。ヨセフへの神様の取り計らいであったようだ。 侍衛長はヨセフに命じて彼らと共におらせたので、ヨセフは彼らに仕えた。こうして彼らは監禁所で幾日かを過ごした。さて獄屋につながれたエジプト王の給仕役と料理役のふたりは一夜のうちにそれぞれ意味のある夢を見た。 <創世記40:4、5> ヨセフは、早くこの牢を出たいと毎日神に願っていたであろう。そしてついにその祈りは聞かれるかもしれないのだ。二人が夢を見たことを聞くと、ヨセフの胸は高鳴った。 彼らは言った、「わたしたちは夢を見ましたが、解いてくれる者がいません」。ヨセフは彼らに言った、「解くことは神によるのではありませんか。どうぞ、わたしに話してください」。 <創世記40:8> 「解くことは神によるのではありませんか」と言いながら、ヨセフは自分に話すことを促す。 夢を見た二人は、その夢が良いものか、悪い夢なのかがわからないので、ただ不安である。とにかく話して夢の意味を知りたいのである。それに比べヨセフはこの人たちによって何か牢から出る手立てが生まれるかもしれないと、期待しているのである。 神様が与えてくださるチャンスは、期待でハラハラドキドキするものだ。 ヨセフにしてみれば、今すぐにでも願いが叶えられそうな、そのような気もするわけである。ヨセフが牢を出たい気持ちが伝わってくるようだ。 神様のなさる事に期待し続け、切羽詰まった時もあきらめず祈り求めることを、私たちは忘れてはいないだろうか。 自分が病気で、苦しい時や、困ったことがあったときくらいしか、主にぶちまけて祈ることをしていなかったのではないか。 それだけ、私たちは平穏に過ごしているともいえるが、事象だけでなく、信仰において、魂の求めにおいて、主が何とおっしゃるだろうかと、ドキドキするような祈りはどうであろう。 夢を見た二人の結果は、正反対で、一人は助かり、一人は処刑されてしまう。そこでヨセフは助かる方の役人に頼むのである。 今から三日のうちにパロはあなたの頭を上げて、あなたを元の役目に返すでしょう。あなたはさきに給仕役だった時にされたように、パロの手に杯をささげられるでしょう。それで、あなたがしあわせになられたら、わたしを覚えていて、どうかわたしに恵みを施し、わたしの事をパロに話して、この家からわたしを出してください。わたしは、実はヘブルびとの地からさらわれてきた者です。またここでもわたしは地下の獄屋に入れられるような事はしなかったのです」。 <創世記40:13~15> ところが給仕役の長は、この時のヨセフのことをすっかり忘れてしまった。パロが夢を見た話を聞いた時、彼はやっとヨセフのことを思い出すのである。2年後のことであった。 エジプトの王パロに会って以来、ヨセフの人生がガラッと変わる。ヨセフの物語はとても面白く、紙芝居など見ると、子供でなくても見入ってしまうだろう。成功物語はみな大好きである。 ただ、このように素晴らしいヨセフ物語でも、王に会い夢解きをする時まで2年の空白があった。私たちが主に祈り求める時も、待つことが必要な時がある、ということなのだ。 ヨセフがエジプトの王パロの前に立った時は三十歳であった。ヨセフはパロの前を出て、エジプト全国をあまねく巡った。 <創世記41:46> ヨセフは30才でパロの前に立った。奇しくもイエス様が公生涯を始められたのと同じ年であった。 全てのことには、神が定められた時がある。(た) #
by mitiru-takae
| 2024-11-23 20:29
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